プリムローズ・最近10回の優勝者

優勝選手支部
57回中澤和志埼玉
58回丸岡正典大阪
59回井口佳典三重
60回桐生順平埼玉
61回中田竜太埼玉
62回笠原 亮静岡
63回稲田浩二兵庫
64回中止-
65回桐生順平埼玉
66回馬場貴也滋賀

総 展 望

3度目Vを狙うエース・桐生順平 今年GⅠV2の毒島誠が相手筆頭

 シリーズを引っ張るのは地元埼玉支部のエース・桐生順平。今年は1月のBBCトーナメントで優出、直後の若松周年を制して開幕ダッシュに成功した。その後はやや停滞ムードだが、プリムローズは第60、65回と2度制した好相性の大会。3度目の大会Vを狙って疾走する。
 ただ、遠征勢も強力布陣が敷かれた。3月に多摩川、大村でGⅠ連続優勝の毒島誠に、クラシックでSG初制覇を成し遂げた土屋智則、三国で2年ぶりのGⅠ優勝を飾った中島孝平など“旬”なメンバーがズラリ。昨年大会を2コースから制した馬場貴也は、連覇を懸けての参戦。井口佳典は昨年のGⅡモーターボート大賞で優勝を飾るなど、当地通算勝率7.26は桐生順平に次ぐ高さ。水面相性は遠征勢の中でも群を抜く。もちろん原田幸哉西山貴浩深山知博ら銘柄級も有力なV候補だ。
 受けて立つ地元勢は桐生を筆頭に総勢8人。57回覇者の中澤和志は出場選手中で最多の戸田17Vと実績面は断然。中田竜太佐藤翼も地の利は十分だ。だがこの中でも並々ならぬ気合で挑むのが黒井達矢だろう。昨年大会は優勝戦1号艇でGⅠ初Vに挑戦したが、デッドヒートの末に馬場に敗れ、2着に終わった。そのリベンジを期すとともに、優勝すれば来年3月に開催される戸田クラシックの出場権が手に入る。「地元のSGを走ることが夢の一つ」と語る黒井。GⅠタイトルホルダーの仲間入り、そしてSG初出場を決めることができるか注目が集まる。